【再刊版】知られざる日本遺産~日本統治時代のサハリン廃墟巡礼~ ポスカ付
¥1,000
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2015年、八画出版にて発売し、業務終了のため廃刊。著者、那部によって再刊したもの。
カラー32ページ
A5 縦開き
著者 那部亜弓
販売価格 1,000円
ポストカード4枚セット付き
かつて日本領だった北海道稚内のさらに北にある樺太(サハリン)
戦前の日本時代に建設された大規模工場が、今なお長崎の「軍艦島」以上の遺構として、国の手も入らずに放置状態の廃墟なのをご存じの方は少ないと思います。
現地に渡ることも難しく、鉄道や工場などにカメラを向けていると、当局に拘束されたり、カメラを没収されることも珍しくないロシア、サハリンに赴き、旧日本の技術で建てられた工場に潜入。外観だけでなく内部もつぶさにファインダーに収め、いつ崩壊するかわからない貴重な文化遺産を写真集として出版したものです。
崩れ落ちそうなコンクリート造りの工場。
金になりそうな機械は民衆により略奪されガランとした工場内部、銀行が美術館へと転用され今なお使われる建物。ロシア現地人が何もわからず下をくぐっている奇妙な石の鳥居。そこには想像以上に壮大な光景が眠っていた。
終戦、そしてソ連による占領とソビエト崩壊。どんな歴史の荒波も耐え忍んだ「兵どもが夢の跡」はソ連に接収されたものの、新しい技術のための投資がされず、時が流れ陳腐化する技術。崩壊後の市場経済に置いてけぼりとなり、工場閉鎖されたあとは放置、そして廃墟へ…。
日本に忘れられ、ロシアにも見放された建物。 樺太南部の日本統治時代は日本敗戦まで40年続き、さらにそれから戦後70年以上が経過。しかし日本当時時代の遺物は、大日本帝国というものが書物だけではなく、リアルに存在したという実感。かつての日本の夢がこの地に存在した証を記録に残すことで、少しでも多くの方に、日本とサハリン(樺太)の過去を感じることのできる一冊の写真集
◆目次
1…王子製紙恵須取工場
2…王子製紙知取工場
3…王子製紙敷香工場
4…王子製紙真岡工場
5…王子製紙落合工場
6…王子製紙豊原工場
7…王子製紙大泊工場
サハリンに残る日本を訪ねて
旅の記録 近くて遠いサハリンへ
ポストカードは現役稼働当時の絵葉書と廃墟を並べたもの。
元は36ページでしたが、目次と書評、奥付けを削りました。